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Luxonusが約6億円を資金調達、疾患の早期発見・病勢診断が可能な撮影装置の量産化を推進

Luxonusが約6億円を資金調達、疾患の早期発見・病勢診断が可能な撮影装置の量産化を推進

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株式会社Luxonusは、第三者割当増資を実施し、約6億円を調達した。今回の割当先は、各ベンチャーキャピタルが運用するファンド、及び事業会社等の下記計8社となる。

Luxonusは、独自の光超音波技術(Photoacoustic 3D Imaging=PAI-3D)を用いて疾患の早期発見および病勢診断が可能な汎用撮影装置の実用化を目指す大学発ベンチャー。この度の資金調達によりLuxonusは、量産機の開発を推進し、2021年に研究機関向けの理化学機器として、2022年には医療機関向けの医療機器としての発売を目指すという。

PAI-3Dとは生体にパルス光を照射した際に発生する超音波を3D形状の超音波センサで捕捉し、受け取ったデータをコンピュータ解析し画像化する技術。PAI-3Dを用いた新規画像診断機器は既存の撮影技術である超音波やX線コンピュータ断層撮影(CT)、核磁気共鳴画像(MRI)などと比較して、非侵襲(造影剤を使用しない)・無被ばくで、血管の超高解像度3D撮影が可能という。血液の酸素飽和度等も可視化でき、術前計画や投薬効果検証への活用が期待される。さらに色素造影剤を用いることでリンパ管を高解像度で3D撮影することが可能になったという。開発を進める光超音波3D撮影装置により、既存の撮影技術では早期診断や病勢診断が困難だった疾患(血管障害やリンパ浮腫、乳がんなど)に対して、広範囲かつ超高解像度の撮影が可能となり、治療成績の改善につながることを目指している。

Luxonusの技術は、京都大学とキヤノン株式会社との共同研究である「京大―キヤノンプロジェクト」(2006年度~2015年度に実施)や、内閣府による革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の「イノベーティブな可視化技術による新成長産業の創出」(2014年度~2018年度に実施、慶應義塾大学、京都大学、キヤノン、日立製作所、ジャパンプローブなどが参加)などによる研究成果を基盤としているという。

出資参画企業

■株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ

■京都大学イノベーションキャピタル株式会社

■株式会社日本医療機器開発機構

■株式会社 OKB キャピタル

■学校法人芝浦工業大学

■三菱 UFJ キャピタル株式会社

■横浜キャピタル株式会社

■株式会社ケイエスピー

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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