横浜国立大学×湘南ヘルスイノベーションパーク | ヘルスケアMaaSの研究拠点を立ち上げ
湘南ヘルスイノベーションパーク(以下、「湘南アイパーク」)と横浜国立大学は、11月26日に開催された「YNU研究イノベーション・シンポジウム2019」において、横浜国立大学が創出を目指すヘルスケアとモビリティを結び付けた新たな産業「ヘルスケアMaaS」の研究拠点を、湘南アイパークに立ち上げることを発表した。今後、湘南アイパークと横浜国立大学は同研究における連携を目的に、覚書を締結する予定という。
MaaS (Mobility as a Service) は、さまざまな交通手段による移動(モビリティ)をサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新しい移動の概念。横浜国立大学は、このMaaSを医療、介護、健康などに適用し、ヘルスケアの新たな価値を生み出すことを目的に「ヘルスケアMaaS」を展開していく。ヘルスケア分野におけるアカデミアや企業、そして自治体が集結している湘南アイパークが、この新たなヘルスイノベーションの研究拠点となるという。
今回の連携について、湘南アイパーク、ジェネラルマネジャーの藤本利夫氏は次のように述べている。 「横浜国立大学が湘南アイパークを拠点に多くの企業と連携して、どのように「移動」の概念を再定義し、医療と交通、さらにはまちづくりのあり方を大きく変えていくのかを楽しみにしています。このヘルスケアMaaSを通じて、湘南アイパークのオープンイノベーションが、ヘルスケア分野の新たなビジネスやスタートアップ、プロジェクトの創出に貢献できることを喜ばしく思います」
今後、横浜国立大学は、ヘルスケアMaasの研究拠点となる「YNUイノベーションハブ・ヘルス(仮称)」を湘南アイパークに開設し、産学官が連携するオープンイノベーションを展開していくという。
<横浜国立大学(YNU)について>
横浜国立大学は、4つの旧制学校を母体に1949年に新制大学として設立した総合大学で、横浜市保土ケ谷区常盤台のワンキャンパスに5学部・5大学院を有している。「実践性」「先進性」「開放性」「国際性」を建学からの歴史の中で培われた精神として掲げ、世界の学術研究と教育に重要な地歩を築くべく、努力を重ねることを憲章として宣言している。
<湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)について>
湘南アイパークは、サイエンスにおけるイノベーションを強化するために、武田薬品工業株式会社が湘南研究所を開放することにより設立された。製薬企業が有する創薬ノウハウを基盤として、ベンチャー、スタートアップを含む産官学が結集し、ライフサイエンスにおける最先端技術・知見を活用したアイデアの創出・実現を可能とするイノベーションを加速化することを目指している。
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(eiicon編集部)