モバイルオーダーのShowcase Gig、NTTドコモと資本業務提携を発表、10億円の資金調達により事業を加速
株式会社NTTドコモと株式会社Showcase Gig(ショーケース・ギグ)は、ドコモのキャッシュレスサービスである「d払い(R)」のミニアプリの機能拡充と、日本の実店舗領域におけるモバイルオーダーサービス、およびOMO(※1)の浸透を目的に、2019年11月25日(月)に資本・業務提携契約を締結した。
※1: OMO:Online merges with Offlineの略語で、オンラインとオフラインを融合させた新しい店舗体験を提供することを指す。
資本・業務提携契約締結の背景
ドコモは、2018年4月から「d払い」アプリの提供を開始している。これまでにd払い加盟店がスマートフォン上で提供するサービスを、d払いアプリ内で利用できるミニアプリを提供し、利用者にとって便利でおトクな機能の拡充を行ってきた。
一方、ショーケース・ギグは、「日常の消費に溶け込むテクノロジーにより生活を向上させること」をミッションに事業を展開。国内初のモバイルオーダープラットフォーム「O:der(オーダー)」を飲食・小売業態向けに提供している。
「O:der」プラットフォームは、店舗利用者に「待たずに、キャッシュレスでスマートな消費体験」を可能にする。また、店舗運営事業者には、オーダー・清算業務の省人化による店舗運営の合理化や、デジタルを活用したCRMなどを実現する。
今回の資本業務提携を通じて、7,000万人を超える会員基盤を持つドコモと、日本においてモバイルオーダー・事前決済サービスの先駆者であるショーケース・ギグが織りなすシナジーにより、実店舗におけるネット注文集客やシステム連携といった課題に応える。同時に、ミニアプリ内で利用できるサービスの拡充をより一層図ることで、事業基盤の成長を加速していくという。
業務提携の概要
(1)ショーケース・ギグが保有する実店舗向けモバイルオーダープラットフォームを、d払いのミニアプリプラットフォームと連携し、双方が接点を持つ加盟店を中心に、OMOソリューションを提供する。
(2)双方連携した加盟店営業活動の実施により、d払いミニアプリの導入を加速する。
(3)ミニアプリやd払いの利用拡大に向け、データを活用した加盟店向けマーケティングソリューションやコンサルティングサービスを提供する。
資本提携の概要
ドコモは、ショーケース・ギグから10億円の第三者割当増資の引受、およびショーケース・ギグ既存株主から株式譲受を実施する。出資時期は、2019年12月中旬を予定。
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)