栄養バランスチェックアプリ運営のシルタス、購買データを健康管理に活用するための実証実験を神戸市で開始
購買データから栄養バランスをチェックするアプリ「SIRU+(シルタス)」を運営するシルタス株式会社は3月18日(水)より、購買データを健康管理に活用するための実証実験を神戸市で開始することを発表した。
実証実験の目的
シルタスが開発し、2019年3月からサービスを開始した「SIRU+」は、購買データを栄養素に変換することで、日々の買い物から自動で栄養の偏りをチェックするスマートフォンアプリ。
超高齢社会に突入する日本において、幅広い世代で健康志向が高まる中、栄養バランスの重要性が見直されている。しかし、食事の栄養バランスを知るためには何かしらの記録づけが必要なため、継続が困難なことも事実。同アプリを利用することで、毎回の食事の記録付けをせずとも、買い物という日常のタスクから日々の栄養傾向をチェックできる。
同アプリの利用者において、自身の購買の栄養状態を可視化されることで、不足栄養素に関連する食品の購入量が増加、過多栄養素に関連する食品の購入量が減少するなど行動の変化があることは確認されている。しかし、購買データと実際の食事データとの相関をつなぐ研究がいまだないことから、購買データと実際の食事データならびに身体データを同時に取得、分析することで健康管理に活用するための有用性を検証するという。
実証実験の概要
シルタスの「SIRU+」が公益財団法人神戸医療産業都市推進機構の「ヘルスケアサービス開発支援事業」に採択されたことをきっかけに、神戸学院大学、流通科学大学との共同研究として、個人から得られる食事データや身体活動量データ、身体測定会で得られる身体データならびに、購買データを同時に取得・分析することで、購買活動と栄養(食習慣)と身体状況の相互の関係を明らかにする。
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)