三菱UFJ銀行×WOVN.io | インターネットバンキングの多言語対応を推進
Wovn Technologies株式会社が提供するWebサイト多言語化ソリューション「WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)」が、株式会社三菱UFJ銀行のホームページ、及びインターネットバンキング(「三菱UFJダイレクト」)に導入され、2020年2月から多言語でのサービス提供を開始した。
導入の背景
日本における在留外国人数は、2018年末時点で約273万人と前年末に比べ6.6%増加し、過去最高となった。
在留外国人が日本で生活をする上での課題として金融サービス利用時の不便性があげられている。日本語での会話に支障がない場合であっても、読み書きに自信のない外国人にとって、金融サービスを利用することは非常に困難だった。
三菱UFJ銀行においても、サービスの利用は日本語でのコミュニケーションが可能であることを前提としており、従来は日本語のみでサービス展開を行っていた。一方で、増加する外国人顧客に対応するため、基本的な手続機能をインターネットバンキングで提供する上で、日本語以外の言語の必要性を感じ、多言語対応に踏み切ったという。
今回、既存システムの多言語化を容易にする「WOVN.io」を、インターネットバンキング「三菱UFJダイレクト」に導入することで、膨大な開発リソースやコストをかけることなく、スピーディーな多言語化を実現。今後は、外国人顧客が言語のストレスを感じることなく、三菱UFJダイレクトを利用しての金融に関する手続・取引を簡単に行うことが可能となるという。
導入サイトについて
現在、三菱UFJ銀行ホームページと三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)取引ページの一部について英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ベトナム語の5言語で公開。
▲多言語化されたワンタイムパスワード利用説明画面
今後の展望
三菱UFJ銀行は今回の導入により、外国人顧客のサービス満足度の更なる向上を目指す。
WOVN.ioは「世界中の人が、全てのデータに、母国語でアクセスできるようにする」をミッションに掲げている。今後増加の一途をたどるであろう在留外国人とのより良い多文化共生社会を実現すべく、金融機関へ同サービスを展開し多言語化を推進していくという。
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(eiicon編集部)