畜産ベンチャーGOODGOODが、ロート製薬などの出資により約1.9億円の資金調達を実施
粗飼料多給肥育(牧草牛)などの一貫生産と、精肉店、レストラン、卸売業などをワンストップで経営する次世代型和牛畜産ベンチャーGOODGOOD合同会社は、2020年3月21日をもって、株式会社フェリシモのCVCである株式会社hope forをリード投資家とし、ロート製薬株式会社、サラヤ株式会社、株式会社フジヒサリアルエステート、農業法人有限会社アズ、その他エンジェル投資家を引受先とするシリーズAラウンド増資により、創業シリーズを合わせて、資本金額を合計1億9400万円としたことを発表した。なお、シリーズAラウンドは4月1日以降も継続していくという。
▲上写真:GOODGOODのメンバー
GOODGOOD合同会社とは
代表の野々宮氏を中心に、肉好きの企業経営者が集まり創業した、肉の価値の流動化を目的とした次世代型畜産ベンチャー。サスティナブル畜産であることを前提とし、情報化社会に創業した後発畜産企業として、動物福祉等情報開示に耐えられる畜産形態や、IoTによるファームテック、金融スキームなどを積極的に導入している。
また、管理放牧による、牧草和牛の一貫生産牧場や、精肉店、飲食店、卸売業などをワンストップで経営している。
資金調達の目的
和牛メゾン構築、オンライン精肉店構築など、生産と販売の両輪の強化を図る。また、畜産関連資産を流動化させるために必要な家畜動産資産の定量評価方法の構築など、必要な畜産×金融のデータ集積を開始するという。
投資企業/投資家の意図
事業会社や事業会社のCVC、元事業経営者や専門士業の個人投資家が、主な持分引受先。
●本業とのシナジー効果を期待(高付加価値商品の開発と食産業への参入や強化)
●シェアード・バリュー投資実績獲得
●配当/出口期待
●金融資本と文化資本との置き換え
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(eiicon編集部)