ユカシカド×松本市×知恵と考働 | VitaNoteの栄養検査技術を用いた実証実験を開始

株式会社ユカシカドは、自宅で手軽にできるパーソナル栄養検査キット「VitaNote(ビタノート)」の検査技術を用い、早期疾病予測モデルの構築に向けた実証実験を開始する。同事業は松本市が主導する松本地域健康産業推進協議会と、特定非営利活動法人知恵と考働の3者協働事業として開始。2022年までの3年間に渡り継続した取り組みとして進めていくという。

実証実験の概要

松本地域在住の20〜60代の男女を対象にモニターを選定、対象者に「VitaNote」を用いた栄養検査を実施。同年度に受診済の健康診断データを取得照合し、生活習慣病はじめ疾病発症との相関を分析する。

同事業は松本地域健康産業推進協議会が運営する「実証実験・実用化検証助成事業」として2020年3月に検証を実施する。モニター募集と情報管理を知恵と考働が、栄養検査及び分析研究をユカシカドが行う。

中長期的な取り組みとして、3カ年程度経年でのデータ取得と分析を進め、将来的に早期疾病予測のモデル構築に向けた研究を外部機関と連携しながら進めていくという。

取り組みの背景

健康寿命の延伸を目指し、国や各自治体にて様々な健康増進、疾病予防等の施策が実施されている。

内閣府発表のムーンショット型研究開発の目標においても“超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現”が掲げられており、健康増進分野での技術開発やエビデンスの構築は重要な課題。

ユカシカド新工場建設予定地でもある長野県松本市は「健康寿命延伸都市・松本」をビジョンに掲げる都市。工業団地の分譲に留まらず、栄養改善や健康増進など包括的な取り組みを行うパートナーとして、同事業の取り組み意義を両者で共有・合意し、同実証実験の実現に至ったという。

＜VitaNoteについて＞

世界初、尿で栄養の過不足を評価する検査キット。ビタミン・ミネラル・たんぱく質等15項目について過不足を測定することが可能。検査結果はPC・スマホ・タブレット等からマイページで確認することができ、ユーザーごとに栄養改善の履歴・推移データをためることができる。

＜ユカシカドについて＞

“国内外を問わず平等な環境と機会の創造に全力を尽くし、努力できる才能を持っている人が強くなれる世界をつくる。”をMISSIONに掲げ、栄養改善の側面から人々の健康、理想の実現を支援するヘルスケア企業。

＜松本地域健康産業推進協議会について＞

松本地域健康産業推進協議会は、松本市の掲げる「健康寿命延伸都市構想」を推進するために必要な事業を行い、同構想を持続可能なかたちで推進するための新しい需要を創造し、新しい産業を創出することを目的とした組織。

＜特定非営利活動法人知恵と考働について＞

国・地方公共団体ならびに企業等に対して、行政等が企画する地域活性化政策ならびに産業振興政策等を成果あるものに実現するための具体的な活動支援に関する事業を行い、地域経済の活性化及び産業振興に寄与することを目的としている。

※関連リンク：プレスリリース

（eiicon編集部）