XTech×エキサイト=Radiotalk株式会社を設立
西條晋一氏率いるXTech株式会社が、Radiotalk株式会社を設立した。同様に西條晋一氏が率いるエキサイト株式会社と協業し、音声配信プラットフォーム事業に参入する。
注目するのはスマホが日常生活に深く浸透することで生まれた「耳の可処分時間」。
Radiotalk株式会社が注目するのは下記4つ。
①徒歩、電車、車など移動時間、
②ランニング、散歩など運動時間、
③仕事、勉強など作業時間、
④家事、入浴など自宅で過ごす時間
これらの耳の可処分時間を活用して、音声コンテンツから情報を得る活動は今「耳活」と呼ばれている。
今後の市場拡大が予測される同業界で、同社が切りこむのは「コンテンツ」としての「話す配信」。SNSや動画配信サイトを通じてユーザーが情報を発信することが一般化する昨今、「話す」ことも配信コンテンツになるのではないかという考えだ。
音声の確認や編集ができ、ボイスチェンジも可能な「もっとも配信ハードルが低い音声配信サービス」としてスタートし、トークの総量を増やしていく。
エキサイト社の新規事業として生まれた同サービスが今回XTechと協業することで、XTechグループの持つ新規事業創出ノウハウや人材を活用し、音声配信プラットフォームのリーディングカンパニーを目指す。
西條晋一氏はこう話す。
西條氏:エキサイトTOB後に新規事業ができそうな人材が社内にいないか探してみたところ、メンバーのベンチャーマインドが高く、優秀だと思ったのがRadiotalkのチームです。
しばらくチームとサービス開発の議論を重ね、音声配信プラットフォームのアイデアに可能性を感じました。また広告代理店やラジオ局に市場の成長性についてヒアリングしたところ反応が良かったため、今回の会社設立に至りました。
同社が参入するのは、音声配信プラットフォーム業界。エンタメ・通信の大手が占めていた同業界には、最近多くのスタートアップが参入を始めている。そこに今回のエキサイト×XTech連合が仕掛ける新たな「価値」軸。
今後の動向に注目したい。
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(eiicon編集部)