大正製薬とCrewwによる『大正製薬アクセラレーター2019』を2019年5月27日より開始
大正製薬株式会社と、国内最大級のスタートアップコミュニティを運営するCreww株式会社は、オープンイノベーションにより新規ビジネスを創出する「大正製薬アクセラレーター2019」を2019年5月27日より開始する。同プログラムは、大正製薬の経営資源と、スタートアップ企業の持つ全く新しいアイデアや画期的なノウハウの双方を活用して、新たなビジネスやサービスの共創を目指すもの。
同プログラムの開始に合わせてCrewwのホームページ内に専用WEBサイトをオープンし、スタートアップ企業のエントリーを募集する。このインターネットを活用した選考プロセスにより、大正製薬とスタートアップ企業は、シナジー確認から協業までの最終ゴールに向けて、簡単で迅速な選考プロセスの下、強力な連携機会の発掘が可能となるという。
大正製薬は、1912年の創業以来、「生活者の健康でより豊かな暮らしの実現に貢献する」ことを理念とし、病気の予防から治療までの幅広い製品ラインアップで、利用者の様々なニーズに応えてきた。
近年、医薬品業界を取り巻く大きな環境変化に柔軟かつスピーディに対応しながら、OTC医薬品を中心としたセルフメディケーション事業と、医療用医薬品を手掛ける医薬事業を両輪として、バランスの取れた持続的な成長と競争力の強化を図っている。
同プログラムでは、大正製薬がこれまで培ってきた経営資源を活用するとともに、オープンイノベーションによってこれまでの医薬品の枠にとらわれないビジネスの創造を目的としている。
「健康でより豊かな暮らしを応援したい!」をテーマに、生活者の健康を支えるサービスや、医薬品業界の業務効率化、ひいては、社会全体の課題解決につながる全く新しい価値をスタートアップ企業と共に創造することを目指すという。
『大正製薬アクセラレーター2019』概要
1. 募集期間:2019年5月27日(月)~ 2019年6月7日(金)
2. 対象企業:国内外すべてのスタートアップ企業。業種不問。
3. 目的:これまでの医薬品の枠にとらわれないビジネスの創造を目的とし、生活者の健康を支えるサービスや、医薬品業界の業務効率化、ひいては、社会全体の課題解決につながる全く新しい価値をスタートアップ企業と共に創造することを目指す。
4. エントリー方法:Creww のホームページ内専用WEBサイトにて、協業案を提案。
https://creww.me/ja/collaboration/taishoseiyaku-2019-3 ※2019年5月27日開設
5. エントリー内容:専用WEBサイト内のフォームに2,500文字以内で協業案を記入。
6. スタートアップ企業が活用できる大正製薬の経営資源
1) ブランド力
1912年の創業以来、OTC医薬品(市販薬)の国内トップメーカーとして、人々の健康を支える身近な存在として社会に広く認知されている大正製薬のブランド力を活用した幅広いビジネス展開が可能。
2) 商品ラインアップ
テレビCMでおなじみのドリンク剤や風邪薬などのOTC医薬品等をはじめとして健康食品・スキンケアまで、約500種類の商品を発売しており、これら商品と連携することが可能。
・OTC医薬品等:リポビタン、パブロン、リアップ、ビオフェルミン、ヴイックス、ナロン、コーラック、大正漢方胃腸薬、ゼナ、アルフェ、ダマリン、アイリス、プリザなど。
・健康食品:特定保健用食品(トクホ)・機能性表示食品のLivita(リビタ)、新炭酸飲料のライジン、ダイエットサポート飲料のコバラサポートなど。
・スキンケア:日焼け止めのコパトーンなど。
3) 研究・薬制・臨床・生産
薬理・病理・生理の基礎研究に関する知見や、OTC医薬品・健康食品(トクホ・機能性表示食品等)・スキンケアの製剤技術や品質評価方法、医薬品の承認取得ノウハウ、臨床試験の実施体制を保有しているほか、医薬品の各種剤型(ドリンク剤、錠剤・顆粒剤、クリーム・軟膏・ローション剤等)の生産ラインも保有している。これらの知見や技術・ノウハウとの連携が可能。
4) 販売チャネル
日本全国にあるドラッグストア約2万店、コンビニエンスストア約5.6万店をはじめ、総合スーパーやホームセンター等で商品を販売している。ドラッグストアに関しては、卸を介さない直販体制を採用しており、日本全国のお得意様を営業担当者が直接訪問している。また、独自の通販サイト「大正製薬ダイレクト」、「TAISHO BEAUTY ONLINE」等、 店舗を介さずに利用者へ直接商品をお届けするダイレクトマーケティングも展開しており、これら多様な販売チャネルを活用したビジネス展開が可能。
5) 情報・ネットワーク
ヘルスケア関連情報として、市販薬に関する正しい知識、風邪や花粉症などの病態に関する情報、生活習慣・食生活改善などの健康に役立つ情報を活用できるほか、医師や医学・薬学系研究者とのネットワークと連携したビジネス展開が可能。
6) スポーツ振興
大正製薬は、社会・環境への取り組みとしてスポーツ振興の活動にも力を入れている。2001年9月より、日本ラグビーの更なる発展に寄与するべく、ラグビー日本代表チームをオフィシャルパートナーとして支援しており、ラグビーワールドカップ2019TM日本大会のオフィシャルスポンサーも務めているほか、プロ野球ドラフト会議の番組提供やNPBアワーズ等を通じて、プロ野球界やその未来を担う若者たちの夢を応援している。これらスポーツを通じた新たなビジネス展開が可能。
7) 資金
具体的な協業がイメージできる案件には、出資も検討するという。
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(eiicon編集部)