AI自動音声翻訳機「ez:commu」|NTT東日本とみらい翻訳が神奈川県藤沢市で実施する、多言語音声翻訳プラットフォームの実証実験で活用
AI自動音声翻訳機「ez:commu」をはじめとしたIoTデバイスの開発を行うフューチャーモデル株式会社(以下、フューチャーモデル)は、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と株式会社みらい翻訳が神奈川県藤沢市で行う実証実験に参加することを発表した。
■実証実験の概要
本実証実験では、神奈川県藤沢市の協力のもと、多言語音声翻訳システムを活用し、災害時の訪日外国人、在留外国人に対する行政の対応について確認を行う。
具体的には、災害時に多言語音声翻訳システムの活用が見込まれる藤沢市役所関連施設および藤沢市内の各所において、平常時から災害発生直後、さらには避難後に至るまで、どのように多言語音声翻訳システムを活用していくか、実証実験を通して確認にする。
実証実験後には、アンケートやヒアリング調査も行い、災害時における多言語音声翻訳システムの活用方法検討に活かしていく狙いだ。
<実証する項目>
●平常時(観光や業務)での利用が災害発生時の利用にシームレスにつながること
●市職員など接遇者が防災対応において多言語音声翻訳システムに求める要件や活用方法
●利用前後での接遇者の意識の変化
●様々な防災業務シーンにおける多言語音声翻訳システムの有用性
<実証期間>
●2019年7月9日~2020年1月下旬(予定)
■今回の実証実験で用いる製品
今回の実証実験では、フューチャーモデルが開発・提供する13言語に対応した音声翻訳デバイス「ez:commu+みらい翻訳」を用いる。「ez:commu+みらい翻訳」では、日本語から英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、ミャンマー語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、タガログ語への翻訳が可能だ。お互いの会話と翻訳結果がディスプレイにテキスト表示されるため、話しかけた言葉が正しく認識されているかについても確認することができる。
なお、フューチャーモデルは、この取り組みに参画することで、訪日外国人や在留外国人が「言葉の壁」で困ることのない環境づくりに貢献していくことを目指すという。
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(eiicon編集部)