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採用は、大事。

採用は、大事。

守屋実

こんにちは、新規事業の専門職の守屋です。

なぜかこのところ、「人」に関することで、取材を受けることが続きました。

確かに採用は相当やってきたし、人事制度も何度かつくったことあるのですが、でも、それ以上でもそれ以下でもなくて、所詮、自分はHRの専門家でないし、むしろ労務とか苦手だし、そもそも守屋実事務所ってずっとピュアブラックだし。(笑)

でも、なぜか、「人」の取材を立て続けに受けました。

・で、取材に応えるなかで、度々思ったことがあったので、書いておこうかと。

取材で聞かれた内容に、「どうしたら、うまく採用できますか?」というのがありました。

期待されている回答としては、「ビスリーチ、いいですよ」とか、「ウォンテッドリー、頑張ってます」とか、「インディード、コスパ、サイコー」とか、「やっぱ、リファラルでしょ!」ってな感じの様子。

確かに、分かりやすい記事になると思うし、読者も、そういったハウツー的な話を期待しているのかも知れないなぁ、と。

・ただ、それって、「手段」ですよね、と。

これ、採用の話に限らないのですが、「手段」が先にくる話が多くて、いかがなものか、と思うことが多いのです。

やっぱり、オープンイノベーションですかね?、とか。

いや、それ手段でしょ、と。

そもそも、なにをやりたい(成し得たい)と思っているのかが先でしょ、みたいな。

なので、自分が採用について大事と思っていることは3つです、って応えました。

・魅力的な事業を、魅力に感じて熱狂している参画者が、本気で仲間を切望したら、その熱量が伝染し、やがて同志が集まる、ということが、本質。

・その上で、何の人材が不足しているのかを考える。

・採るなら、上から採る。

そうしたうえで、その実行のために、初めて手段が出てくるんじゃないかと。

ハウツーの方が分かりやすいなか、取材をしている側の取材意図をまったく汲まずに、勝手不躾に自論展開をさせてもらってしまったのですが、でも、ホントにそう思っているので、記事にしにくい(読者ウケしない!?)ことを、延々としゃべってしまいました。(笑)

ちなみに、例えば、「上から採る」とか、いくぶん意図が伝わらないかもなので補足をすると、上から採る意味は、「組織の平均点を下げない」という意味だったりします。人手が足りないからと言って、自分の部下ばかり採っていると、そのぶん、組織全体の平均点が、下がってしまいますよね。そうではなく、自分の代わりを採用して、自分はその上のことをする、とすれば、組織全体の平均点が、上がることになります。自分が居座れば、組織の天井を蓋で覆うことになり、自分が動けば、組織の天井の蓋が取れる、と言うことなのです。

・前者より後者の方が、明らかに健全かと。

これ、難しいけど、勇気がいるけど、ぜひ、そうすることを、おススメです。

守屋実株式会社守屋実事務所

1992年ミスミ入社、新規事業開発に従事。
2002年新規事業の専門会社エムアウトをミスミ創業者の田口氏と創業、複数事業の立上げおよび売却を実施。
2010年守屋実事務所を設立。新規事業創出の専門家として活動。ラクスル、ケアプロの立上げに参画、副社長を歴任後、博報堂、サウンドファン、ブティックス、SEEDATA、AuB、みらい創造機構、ミーミル、トラス、JCC、テックフィード、キャディ、フリーランス協会、JAXA、セルム、FVC、日本農業、JR東日本スタートアップなどの取締役など、内閣府有識者委員、山东省人工智能高档顾问を歴任。
2018年にブティックス、ラクスルを、2か月連続で上場に導く。
著者に「新しい一歩を踏み出そう! 」(ダイヤモンド社)がある。

株式会社守屋実事務所

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