No.13/100【第3,627号】《まちの文藝場 〜お金の後は文化で貢献〜》
小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜
[発行:2020_05_14]
No.13/100【第3,627号】《まちの文藝場 〜お金の後は文化で貢献〜》
コロナ以前より始まっている銀行の店舗網の縮小。キャッシュレス時代に支店の役割は多くなく、大手銀行から地方銀行までスリム化を図り、不採算の支店を閉鎖しています。そして、、、残る元支店の建物。
実は以前、ある銀行の支店物件の売買に関わったことがあります。物件を内覧した建築家が言います、「再利用するより取り壊して立て直した方が安上がり」とのこと。意外に使えない構造だそうです。そこで、考えました。こんな活用方法はいかが?
「まちの文藝場」として銀行支店を再利用。重厚な建物で天井高を活かし、舞台と客席を作り、照明、ネット配信設備を完備。鉄筋の建物は防音にも適しています。
<まちの文藝場として利用シーン>
(1)演劇の舞台:プロの劇団から中学、高校の演劇部、地域の演劇クラブなど、銀行の支店だったことでアクセスの良さを利用して地域に根ざした演劇場として利用
(2)ライブ会場:バンド・アイドルのライブ会場として。また、映画鑑賞にも使えます。
<「まちの文藝場」の収益>
会場利用料、ネット配信の代行のほか、野球場のようにシーズンシート(6ヶ月間)の会員制度を設けて安定収入を目指す。シーズンシートは会場を取り囲むように二階席にあり、飲食も可。会員は会社帰りにふらっと立ち寄り、舞台稽古だったり、バンドの練習を見ながらしっぽりとお酒を飲むこともできます。
銀行の支店は駐車場が狭い所が多いので、身障者の方以外は駐車は有料で事前予約のみ。基本的に公共交通機関を使っての来場。
非常時の場合は避難所になったり、駅前の「まちの文藝場」は帰宅困難者の休憩場所としても利用します。各文藝場は独立採算制で、芸術と文化を愛するオーナーが心を込めて運営します。
生活をしていて、舞台のある「文藝場」が街のあちこちで見かけるって素敵です。
◆◆◆発想の起点◆◆◆
『文化のある生活が人を優しくする』
小島:答え合わせは1年後
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▼執筆者の小島とは?
私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。
しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。
上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。
社員が自ら運営できるプログラムで自主性も育ち、発想力だけでなく、社員間のコミュニケーションが活発になるため、会社が活性化すると評判です。
▼あるものを活かして、ないものを創る専門家
『企画が欲しい』が全部叶う有限会社ウィッテム
https://iiidea.jp/