【感性AIコラム】坂本真樹先生のネーミング講座 1時間目
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京王電鉄株式会社と国立大学法人電気通信大学坂本真樹教授との共同出資により設立された「感性AI株式会社」は、電気通信大学発ベンチャーに認定された、電気通信大学坂本研究室の知財を商用利用できる企業です。
COOの坂本によるネーミング講座の連載を順次公開していきます。ネーミングを変えることで、どうしてヒット商品が生まれるの?ネーミングは消費者にどのような働きかけをしているの?講座を通じて、ネーミングについて役立つヒントをお届けします。
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坂本真樹先生のネーミング講座 1時間目:ネーミングで大切なポイント
ネーミングで大切なポイントとして、関連サイトに次のことがよく書かれています。
1.商品の特徴がわかりやすいこと
2.覚えやすいこと
3.音感がいいこと
確かにその通りだと思いますが、
このようにしてみると、ネーミングの“音”は3つのうちの一つでしかないように見えます。
しかし、“音”は、みなさんが思われているより大切です。
例えば、子供ができると、親はいろいろな思いを込めて名前を考えます。
真っすぐ悠々と育ってほしいという思いを込めて、
男の子なら「悠真」、女の子なら「真悠子」と名付けたり、
強い子に育ってほしいという思いを込めて、「大樹」と名付けたり、
明るく優しい子に育ってほしいという思いを込めて、「心陽」と名付けたりします。
日本語は漢字に意味があるので、
意味のある漢字の組み合わせで名前をつけることが多いようです。
名前を付けるときは、いろいろ書きだして文字を見ながら考えるので、
自然に意味を重視して名前を考えますが、
人生では、名前を目で見る回数より、“音”で耳で聞く回数の方が多いでしょう。
一日に何回も、家族から、友達から、いろいろなところで名前を“音”で呼ばれます。
商品名もそうです。
商品名を付けるときは、商品の特徴が伝わる単語の組み合わせや、
何らかの由来のある単語を使うという方法がしばしばとられます。
多くの場合、消費者は、商品名の由来はわからないまま、
深く考えずに何となく印象を抱いたりするわけですが、
その時に大切なのは、やはり「音感」です。
実は、商品名の“音”は、ただ音感がよければいいというだけでなく、
商品の「特徴」や「覚えやすさ」という、
ネーミングで大切なポイントのすべてに影響を与えるのです。
この話は、また次の時間にお話ししますね。
★坂本真樹先生のネーミング講座
1時間目:ネーミングで大切なポイント
4時間目:coming soon
⇒感性AIのネーミング印象評価KANSEI - Impression Evaluator for Namingの詳細はこちら
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京王電鉄株式会社と国立大学法人電気通信大学坂本真樹教授との共同出資により設立された「感性AI株式会社」は、電気通信大学発ベンチャーに認定された、電気通信大学坂本研究室の知財を商用利用できる企業です。 人の感性をAIにより精緻に可視化・定量化する技術により、商品の研究開発における効率化・省力化や、より効果的なマーケティングをご支援するソリューションを提供します!
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