【感性AIコラム】坂本真樹先生のネーミング講座 4時間目
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京王電鉄株式会社と国立大学法人電気通信大学坂本真樹教授との共同出資により設立された「感性AI株式会社」は、電気通信大学発ベンチャーに認定された、電気通信大学坂本研究室の知財を商用利用できる企業です。
COOの坂本によるネーミング講座の連載を順次公開していきます。ネーミングを変えることで、どうしてヒット商品が生まれるの?ネーミングは消費者にどのような働きかけをしているの?講座を通じて、ネーミングについて役立つヒントをお届けします。
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坂本真樹先生のネーミング講座 4時間目:商品名の音の印象の大切さがわかるシステム
私の研究室で開発した感性評価システムは、
感性AI株式会社で進化して"Hapina"というAIになり、
このAIを用いて、商品名を評価する"KANSEI - Impression Evaluator for Naming"というサービスも生まれています。
このシステムの第1号は、実は、音響学会論文誌を調べて選んだ、音の特徴を評価するために使われる15種類の形容詞対で、言葉の音の印象を評価するシステムでした。
↑15尺度版システム
例えば、有名映画に出てくる「ぽにょ」という女の子の名前を入力してみると、
「滑らかな」「快い」「やわらかい」「丸みのある」「潤いのある」という項目が大きい数値となる音であることがわかります。
この結果からわかる面白さは、「ぽにょ」が、水の中から生まれた丸いかわいらしい子だという、五感・感性的印象を評価しているようにみえることです。
名前の音の印象と、この女の子の全体的印象が一致したからこそ、
主題歌の歌詞にまでなり、みんなが口ずさみ愛されたのではないかと思うわけです。
ここに成功するネーミングのコツが示されています。
つまり、このシステムは、
商品名の音の響きが手触りや、見た目や、味覚など、
訴求したい五感印象とネーミングが一致しているかどうかをチェックするのに使えるのです。
そのことに気が付いて、システムの評価尺度を
視覚、触覚、好き嫌いや高級感など、
より高次の感性評価尺度にまで増やしたのが、こちらのシステムです。
↑43尺度版システム
その後も進化し続け、現在の感性評価AI「Hapina」と
ネーミング感性評価サービス"KANSEI - Impression Evaluator for Naming"
が生まれました。
みなさんにもぜひ、試していただきたいです!!
★坂本真樹先生のネーミング講座
4時間目:商品名の音の印象の大切さがわかるシステム
⇒感性AIのネーミング印象評価KANSEI - Impression Evaluator for Namingの詳細はこちら
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京王電鉄株式会社と国立大学法人電気通信大学坂本真樹教授との共同出資により設立された「感性AI株式会社」は、電気通信大学発ベンチャーに認定された、電気通信大学坂本研究室の知財を商用利用できる企業です。 人の感性をAIにより精緻に可視化・定量化する技術により、商品の研究開発における効率化・省力化や、より効果的なマーケティングをご支援するソリューションを提供します!
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