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日本には、将来の国のリーダを育てる教育がない!

日本には、将来の国のリーダを育てる教育がない!

幸田栄長

日本経済復活の会 (2018/08/13 9:36:5) より転載=====

五年の児童が世界的に有名な数学者と共同研究を行っている (No.313)

・日本には諸外国と違い飛び級もなく天才を育てる体制がおろそかだ。教育の機会均等に重点が置かれたために、将来日本のリーダーになる可能性のある天才たちに特別の教育をしようとしていない。2015年7月、数学検定準一級に合格した小学二年生の高橋洋翔君のニュースが流れた。テストを受けたのは小学一年の時であり、その時彼はすでに高校三年の数学はマスターしていたということだ。

小学五年生になった彼は数学者と交流しながらすでに最先端の数学の研究を行っている。『オイラーをモデルに数論研究』という飯高茂氏(代数幾何学のリーダーとして世界的に知られる数学者)が書いた専門書の付録に高橋少年の研究がまとめられている。2017年11月9日に開かれた「ハイパー完全数とスーパー完全数」に関するシンポジウムのレジメには飯高茂氏と高橋少年の共同研究の内容が詳しく書かれている。日本フィボナッチ協会主催の数学の研究者が集まる研究集会で2018年8月24日に、各大学等の数学の研究者に混じって池ノ上小学校五年生の高橋少年は「スーパー双子素数,ウルトラ三つ子素数」について発表する。

高橋少年に算数を教える事は全く意味が無い。小学校など行く必要がなく、むしろ大学の数学科の研究室で研究を行った方がよい。

日本は成績優秀な児童・生徒に対し特別な教育をしようとしない。エリート意識を持たせることが悪いことだとされている。数学の分野では若くして重要な研究成果を残す人も多い。エヴァリスト・ガロアはフランスの数学者だが、20歳のとき決闘に敗れ命を落としている。しかし10代で完成させたガロア理論は、現代数学の扉を開くとともに、20世紀、21世紀科学のあらゆる分野に絶大な影響を与えている。

数学の分野に限らず、あらゆる分野で将来の日本をリードしてくれるエリート達に特別な教育ができる体制を整えるべきである。諸外国にもあるように、小中高大学で飛び級を積極的に導入するがよい。特別な能力を持つ児童・生徒にはエリート意識は持たせた方が、むしろ励みになるのではないか。

例えばオリンピック強化選手もエリート意識を持たせ特訓を行っている。国立スポーツ科学センターではエリート選手を集め、日本のスポーツを強くするため科学的な分析を行いながら特別なトレーニングを行っている。オリンピックで多くの金メダルを獲得するのもよいのだが、特訓すべきなのはスポーツの分野だけではない。数学、物理、化学、生物、医学、人工知能を含む工学、経済など様々な分野で優秀な人材の適切な育成が求められている。スポーツの分野以上に重要なのは、このような様々な分野での指導的な立場の人々だ。天才は場合によっては通常の人の10倍もあるいは100倍もの仕事をする。誰も入り込むことができなかった分野を切り開き全く新しい研究分野を開くこともある。

ビル・ゲイツが立ち上げたマイクロソフトの時価総額は約90兆円である。優秀な人材が国の経済の活性化に大きく貢献することもある。教育の機会均等は良いのだが、飛び抜けて優秀な児童・生徒を一般の児童・生徒と同じ環境で勉強させなければならないというわけではない。高橋洋翔君の例もあり特に優秀な人材の適切な育成を真剣に考えるときが来たのではないか。

====== 一般社団法人全国自治会活動支援ネット

幸田栄長

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