「50＝17＋19＋14」からの、ライブ中継。

はじめまして。新規事業の専門職の守屋です。

この度、eiiconさんのご好意で、「事業を活性化するメディア eiiconlab」で、いくぶんなりとも、発信をさせていただくことに。文才がないのであまり上手な発信は出来ないですし、あるテーマに対する深い洞察とかも出来る気がしないのですが、「新規事業に実際に取組む」ってことだけは、長いことやってきたので、そのなかで体験した＆感じたエトセトラを、発信させていただこうと思っています。

「新規事業の専門職」を、もう少しだけ具体的に書くと、「50＝17＋19＋14」ってな数式になります。これは、自分の職業人人生を、一言のキャッチコピーに表したくて考えた「自分の売り文句」のようなもので、それぞれの数字の意味は、

・50＝年齢

・17＝ミスミ、エムアウトでの、企業内起業の数

・19＝ラクスル、ケアプロなどの、独立起業の数

・14＝診療所、小学校、飲食店などの、週末起業の数

だったりします。19歳で初めて起業してからの30年余り、ずーっと新規事業ばかりやってきました、と言う経験です、とっても偏った経験なので、偏ったことしか出来ないのですが、そのぶん、使いようのある時も、あるかも（ないかも）です。ので、過大な期待は禁物ですが、ときどき役に立つかもなので、お気軽に声掛けくださいませっ！

ちなみに、「新規事業の専門職」についての、良くある質問、良くある誤解について、あくまでも守屋の場合ですが、いくつか書いてみると、例えば、

・どうやったら、事業、成功しますか？

・何が原因で、失敗することが多いですか？

・支援する先って、どうやって決めるんですか？

・投資する先って、どうやって決めるんですか？

・それ、守屋さんだから、出来たんじゃないですか？

・30年も量稽古、やってらんないですけど…。

それぞれを詳しく書くのはいつの日かに譲って、まずはザっと回答すると、

・どうやったら、事業、成功しますか？

正直、分からないです。とにかく、必死に頑張って頑張って頑張ると、ときどき成功する、ってのが正直なところです。30年やって何で分かんないんだ、新規事業のプロだろ、ってな声が聞こえてきそうなのですが、でも、何をどれだけやっても、うまくいかないときはそれ以上にうまくいかないことが起きまくって、うまくいかなくなってしまったりするんですよね。（汗）

・何が原因で、失敗することが多いですか？

こっちは、「成功の要因」より、話しやすいです。失敗の多くは、人災です。事業モデルの話だったり、競合の話だったり、資金調達の話だったり、失敗の現象はいろいろあるのですが、結局それは何なのか？、と言うことで言うと、「人」だったりするなぁ、と。ちなみに、だとしたら、それを裏返すと、「成功の秘訣もヒト」なのかもですが。（笑）

・支援する先って、どうやって決めるんですか？

これ、うまく伝えられないかもですが、「支援」しているつもりはないんです。例えば、ラクスルやケアプロは、立上げ間もないころ、一時期、副社長でした。なので、ラクスルやケアプロは自分の会社だと思っています。というか、立上げのメンバーは、みなそう思っていると思うし、普通、そう思うのではないかと。もっと言うと、自然とそう思って当たり前なのではないかと。創業仲間なのですから。ちなみに、参画している大企業も、努めて、そう思うようにしています。勿論、参画している大企業を「自分の」会社だとは思わないですが、外注先だとは思われたくないです。その企業の非常勤の事業開発メンバーでいたいと思っています。

・投資する先って、どうやって決めるんですか？

「支援先」の話に近いのですが、「投資先」だとは思っていないです。自分は、新規事業の専門職であり、投資家でないので。ちなみに、投資家でないので、上場しても株は売りません。投資家であれば、投資先の株を売って、次の投資に回すことが通常と思いますが、自分は投資家でないので、そうではないです。非常勤の創業仲間であり、自分の会社だと思っているのであれば、よほどのことがない限り売らない、ってのは、そんなに珍しいことではないのではないかと。

・それ、守屋さんだから、出来たんじゃないですか？

な訳ないです。ってか、30年掛かってます。他の人がやったら、もっと、早くて安くて旨い（笑）、のではないかと。

・30年も量稽古、やってらんないですけど…。

ですよね。なので、守屋の失敗談を参考に、ぜひ、ショートカットを。

ということで、こんな感じで、「50」の経験から、もしくは、「経験中」のことを、いろいろ書き綴ってみたいと思います。勿論、言えること言えないことあるので、何もかもを赤裸々に、とはいかないですが、それでも、「意味あるレベルの解像度」を心がけていきたいな、と。よろしく、お願いいたしますっ！