ミスミモデル。

こんにちは。新規事業の専門職の守屋です。

前回、前々回と、「原体験談」「50＝17＋19＋14からのライブ中継」ということで、自己紹介的な話をさせてもらったのですが、今回は、「チャレンジしている事業自体」に重きを置いて書きたいなぁ、と思います。

これまで、「50＝17＋19＋14」ということで、「社会人になって30年余りで50個の事業に参画をさせてもらった」のですが、そのうち「ミスミモデル」の事業は、自分のなかで、稽古した量の多い、土地勘のある事業になっています。なにをもってミスミモデルと呼ぶのか、と言うことについては、いろいろあると思うので、あくまでも守屋から見た景色、分類でしかないのですが、

・ミスミ、ラクスル、CADDi、シタテル

・https://www.misumi.co.jp/

・https://corp.raksul.com/

・https://caddi.jp/

・https://sitateru.com/

は、守屋にとっては、似ている部分の多い事業だったりしています。

例えば、ミスミでは「持たざる経営」と言っていたのですが、ラクスルでは「シェアリングエコノミー」と言っていました。持たざる経営とシェアリングエコノミー。漢字かカタカナか、の違いはありますが、意味するところは同じなのではないかと。

例えば、ミスミでは「フロントエンドの革新とバックエンドの革新」と言っていたのですが、ラクスルでは「デマンド改革とサプライ改革」と言っていました。

例えば、ミスミでは「デジタルものつくり」と言っていたのですが、ラクスルでは「20世紀型産業とインターネットの融合」と言っていました。

もはや、どっちがどっちか、当事者以外は分からなくなるかも。（笑）もちろん、ミスミは機械工業系、ラクスルは印刷、物流、広告、CADDiは板金加工で、シタテルは衣服生産です。扱っているものは、まったく違い、顧客も被ったり被らなかったりなのですが、それでも、八百屋をやるのか果物屋をやるのか、と言う感じなのです。あっ、ちなみに、八百屋も果物屋も、やったことないので、あくまでもイメージを伝えたいがための例え話です。それ以上の意図はなく、このあたり、事業モデルの骨格と言う視点で解釈、お願いしますね。違う点も多々あることは大前提なので。

似ている部分が多いと言うことは、つまり、経験値が生きる点がある、と言うことだと思っています。このとき、どう生きるのか、なのですが、守屋的には、3つあるのではないかと思っています。

・直接的に、経験値が活きる。

・間接的に、経験値が活きる。

・占師的に、経験値が活きる。

「直接的」と「間接的」は、差分は、経験値が参考となる確度とか、類似度かもです。事業が違う時点で、まったく同じ環境、同じ状況は有り得ないので、「すべての経験値は参考事例でしかない」とも言えるので。

「占師的」は、心の安定剤的な薬効が差分かもです。新規事業は、とくに立上げは、分からないことだらけで先行き不透明なのですが、それでも、過去の経験に基づいて「大丈夫、イケるっ！がんばろー！」と言うことで、気持ち負けを防ぐことが出来る、と言う部分があるのではないかと思っています。

やったことのない人から「よく分かんないけど大丈夫なんじゃない？」と言われるのと、やったことのある人から「大丈夫。自分の経験からすると絶対に大丈夫っ！」と言われるのでは、勇気の湧き方がだいぶ違いますからね。（笑）