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起業の心得。

起業の心得。

守屋実

こんにちは、新規事業の専門職の守屋です。

先日、「起業の心得」について、質問をもらうことが重なりました。

「起業の心得ってなんだ?」、ということですが、それは、

・大学を卒業してミスミに入社した直後、22歳のころから始めた、大事と思ったことをひたすら書き留めた、メモの塊。

・30年近く続けた結果、現在、31万文字程度の量になり、メモと言うよりは、「自分のための書籍」ってな感じになっている。

というものです。(詳しくは、新しい一歩を踏み出そう!@ダイヤモンド社、015「30年近く続けている 「起業の心得」というメモ」https://www.amazon.co.jp/dp/4478107610)

これ、じつは、自分にとって、とっても大事なものだったりします。

メモし始めた当時は、そもそもパソコンというものがなかった時代(笑)だったので、専用のノートに書き留めていました。几帳面に分類などを始めて完成度を高めようとすると挫折すると思ったので、 ただひたすら、時系列に沿って書き足していくだけにしました。

続けているうちに時代が変わり、パ ソコンが普及し、スマホが登場して、デジタルで記録するようになりました。使い方も、空き時間に適当な箇所をランダムに読み直したり、あるいは、失敗や成功したとき、「これって前にもなんかあったかも」と読み直したり、という方法から、キーワードの検索をかけて一連の該当箇所を読み直したり、改めて「なるほど」と思った箇所があったら、その前後を適当な分量コピーして、自分宛にメールしてみたり。いくぶんの工夫を重ねながら、でも一貫して、ひたすら書き留め読み込む、ということを繰り返してきました。

たとえば、自分にとって、とっても大事だと思っている「動く」という言葉を検索すると、35件、ヒットしました。

・素人のように考え、玄人のように動く。

・良く学び、良く考え、良く動く。

・動く人に、人は動かされる。

・動かない中で見える景色は静止画像である。しかし、動き始めると自分自身の視点 が動くことにより、いままで見えていた静止画像の背後に隠れていたものや、その静止画像の奥行きを認識できるようになる。この「多面視ができる」ということが、動くことの大きな意味である。

・大企業は、リーダーシップで動かず、空気で動く。

・大企業の生活習慣病は、3つある。声も気持ちも上がらない病、会議はするが何も決まらず動かない病、バタバタ動くが結局何にもならない病、の3つである。

・考えてから動くではなく、動いてから考えるでもない。考えながら動く、である。

などなど。

こんな感じのメモが、31万文字、綴られているのです。

短いものから、長いものまでマチマチで、すべてについて、そのメモした瞬間の景色を覚えている訳ではありませんが、それでも「実体験とセットでメモした自分だけの書籍」は、30年分の体験、体感が詰まっている「自分にとっての最高の1冊」となっているのです。

このあと、「動く」以外にも、いくつか検索を掛けた結果を、お披露目できればと思っています。(つづく)

守屋実株式会社守屋実事務所

1992年ミスミ入社、新規事業開発に従事。
2002年新規事業の専門会社エムアウトをミスミ創業者の田口氏と創業、複数事業の立上げおよび売却を実施。
2010年守屋実事務所を設立。新規事業創出の専門家として活動。ラクスル、ケアプロの立上げに参画、副社長を歴任後、博報堂、サウンドファン、ブティックス、SEEDATA、AuB、みらい創造機構、ミーミル、トラス、JCC、テックフィード、キャディ、フリーランス協会、JAXA、セルム、FVC、日本農業、JR東日本スタートアップなどの取締役など、内閣府有識者委員、山东省人工智能高档顾问を歴任。
2018年にブティックス、ラクスルを、2か月連続で上場に導く。
著者に「新しい一歩を踏み出そう! 」(ダイヤモンド社)がある。

株式会社守屋実事務所

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